ぼくらの修学旅行

クラス替えもなく中学3年生に進級した「ぼくら」。周辺ではいろいろな出来事が起きる。矢場が検察に提出した「黒い手帳」によって、久美子の父、千吉が贈賄の容疑で逮捕された。菊地の父、英介の会社が吸収合併され、大阪へ単身赴任することになった。そして、心臓の悪かった石坂さよが心筋梗塞で亡くなる。

そんな中、「ぼくら」のクラスに聴覚障害を持つ佐山信が転校生としてやってきた。修学旅行ギリギリに転校してきたので参加する事ができないと学校側はいう。そこで相原は「ぼくらだけの修学旅行」を計画し、そこに佐山を連れていくことにした。佐山は「ぼくら」と仲良くなり、会合にも顔を出すようになった。


修学旅行の数日前、菊地と相原は1学年後輩の木俣とルミから今度実施される「性格テスト」についての相談を受ける。性格テストとは名ばかりで、実は偏差値などが算出され、内申書にも影響するとのことだった。それに怒りを覚えた菊池と相原は、クラスの全員が同じ回答をするように指示し、逆に教師達への性格テストをやってやろうと思い付き、「ぼくら」は問題を作り各教師に送りつけた。

しかし返信があったのは比較的ましな教師5人のみ。まともに取り合わない教師達の現状を生徒達に知らしめるため、修学旅行の前日の夜、性格テストの結果を学校に忍び込んで安永と佐山が張り出す事にした。翌日朝、教師達がそれに気づきすぐに剥がしてしまったため、サッカー部の朝練に出ていた一部の生徒の目にしか触れることはなかった。佐山が犯人だと密告した者が現れたが、教師達の尋問にも決して口を割らなかった。

相原は夏休みに勉強のための合宿(サマースクール)をやってほしいと担任の南原に提案し、認められた。しかし狙いは途中で抜け出し「ぼくら」で修学旅行をやることにあった。サマースクールに参加しない安永と矢場に食料を持って途中で合流してくれるようにお願いをし、教師達と共にマイクロバスでサマースクールへ向かった。

ところがその情報をどこからか仕入れたのが、「ぼくら」に因縁のある「黒い手帳」事件によって指名手配されたボス、カマキリ、コアラ、リス(ぼくらのC(クリーン)計画参照)。彼らは組織の上の者から、事故に見せかけて「ぼくら」を殺すよう命令を受けていた。
サマースクールの中日に花火大会を見に行くという口実で、修学旅行の最終打ち合わせのために集まった「ぼくら」。カマキリ達はそれを見逃さず日比野を囮に使ってまんまとマイクロバスごと「ぼくら」の誘拐に成功する。立石は遅刻したため難を逃れた。教師達は「ぼくら」が最初から仕組んだことだとはなから決めつけ、サマースクールは中断し帰路についた。

カマキリ達は当初すぐに「ぼくら」を始末するつもりだったが、ボスが罪をカマキリ達に擦り付け自分だけ免れようとしていることを感づいたため、「ぼくら」を助けて警察に自首しようと考えた。しかし組織の者たちがすんなり通してくれるはずもなく妨害を受ける。そんな中、ボスは組織から裏切られたため、カマキリ達と「ぼくら」に合流し一緒に逃げることになった。ボスは自ら矢面に立って車で敵の車に突進するもピストルで撃たれてしまう。更にカマキリも銃弾を受けたが、なんとか敵の妨害を突破し警察署にたどり着くことができた。残念ながらボスとカマキリは静かに息を引き取る。